デイリーポータルZに記事を書きました。

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脱粒性の話。マニアックなので、本文には書かなかった。
今回の記事のために、実は何度もカラスムギの群生地まで行った。
それというのも、収穫の頃合いがうまくつかめなかったからだ。
え、そんなのしっかり実ってから行けばいいだけじゃん、と思うかもしれない。
でも野生の麦には、それは通用しない。
なぜなら、原種である野生の穀物には、脱粒性があるからだ。
脱粒性とは、実が自然と穂から落ちる性質のこと。
熟した実が落ちてしまうと、農家が収穫を一斉に行えないため、栽培作物としては失格となってしまう。
なのである穀物が栽培種になるためには、脱粒性を持たない、非脱粒性の個体である必要がある。
脱粒性がある状態。一つの穂が実っているそばから、もう実が落ちていたりする。「非脱粒性の獲得」、これが米も麦も、すべての穀物において、ある野生種が作物種になるために欠かせない要件なのだ。
きっと農業の歴史の中で、名前も残っていない農夫があるとき、非脱粒性の獲得に成功し、名前も残らない英雄となったのだろう。
やはり歴史には頭が下がる。
確実な反証なんてあげられるわけもありませんし。
それに投稿者さんが、これは心霊写真だという前提で文章を書かれていあかさたな太郎本物の心霊写真としか思えないあーごめ俺だよそれ特別見学者本物の心霊写真としか思えない透けてるね うっすらと!500倍に拡大すると後ろの波が見えるようだ。
後ろ振り返りながらこっち側に歩いてくるように見えるし・・・ごんべ本物の心霊写真としか思えないこれは人だな、シュノーケルか潜水でもしてたんじゃない?通りすがりのネットサーファー