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完全養殖ウナギの話を聞いてきた
世界で初めてウナギの人工完全養殖を成功させた、田中秀樹博士のお話を聞く機会があったので行ってきた。


unagi111115.jpg
筑波大学のバイオeカフェ、という定期イベントです。

これも参照:
 TBS 夢の扉 http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20100718.html

さすが本物の田中先生だけあって、価値ある一次情報をたくさん得ることができた。
以下、メモがてらに記録。

・完全養殖で流通している魚は、タイとヒラメぐらい。
・なのでタイにも品種がある。今の養殖タイは、短い期間で成魚になるやつ。

・ウナギは、海中で浮き沈みを繰り返しながら南下し、卵を産む。
・浮く深度は、月の満ち欠けによって変わる。満月のときは上まで来ない。
・マリアナ海溝とかの近くで、親ウナギ捕獲のために釣りをしたけど釣れなかった。
・結局、漁業調査船で直径50mの網を引いて捕った。

・日本でこれまで取れたウナギのレプトセファルスは、2000匹ぐらい。費用対効果を考えると、一匹何十万かかかっている。
・ちなみに「のれそれ」と呼ばれて食用にされるレプトは、アナゴのレプト。
(トップの画像はレプトセファルスの画像)

・サケから抽出したホルモンをウナギに注射して、無理矢理に性成熟させる
・成熟したメスは、体の47.8%が卵巣。
・それを人工受精させると、38時間で孵化する。
・そのまま何も食わせないと、1週間で死ぬ。
・稚ウナギが何食うか分からなかったので、色々食わせたら、サメ卵粉末をよく食ったので、それで育てる。
・ヒトデ卵・ナマコ卵を食わせたら、しびれて死んだ。
・クラゲ食わせようと思ったら、逆にウナギが食われた。
・自然環境下では、マリンスノーを食ってると思われるけど、そんなの再現できない。
・ただのサメ粉末だけだと、20日ちょいで成長不良を起こす。
・1999年、栄養強化したサメ卵粉末で、レプトセファルスを育てるのに成功した。
・レプトは、生後260日~272日の間に、急速に変態してシラスウナギになる。

・水温30℃で飼うと、6~7センチのシラスウナギが、半年~1年でかば焼きサイズの200gまでになる。
・性分化はシラスウナギ以降に起こる。養殖下では、密度効果でほとんどのウナギがオスになる。
・今のところ、養殖シラスウナギを作るのはコストパフォーマンスが追い付いていないので、きちんと適正価格で流通するようにしたい。

レプトセファルスが急激にシラスウナギになるところは、みんな驚いて、おおーって歓声が上がった。

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【2011/11/15 23:00】 | 科学研究室 | トラックバック(0) | page top↑|
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