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裁判傍聴に行ったった(2)
ここで3件目に行く前に、友人の計らいにより、財務省で飯を食わせてもらうことになった。

職員が案内を引き受けてくれれば、財務省の中には普通に入れる。
話によると、昔は誰でもスルーで入れたらしいのだが、ここ何年か色々とうるさい時代になって、警戒も厳しくなったらしい。

古めかしい建物の中は廊下が板張りでまるで古い小学校のようでもあり、道路の表側に見えない部分には化学プラントのような配管が張り巡らされていて、非常にかっこよかった。かっこよさのあまりに写真を撮りたくなったが、友人の手前我慢した。
※グーグルマップでご参照ください


大きな地図で見る

折しもちょうど昼休みの省内では、職員の方々が一斉に食堂に向かって大混雑しており、熱気があふれかえっていた。その様子を指して『ここは人民食堂w』と友人は笑い、僕らは別棟にある高層の食堂に向かった。あいにくの雨だったけれど、霞が関が一望できてなかなか良い感じだった。
友人は法学部卒なのだが、傍聴で霞が関に来ている旨を話すと、「そういえば傍聴ってどうやって行くの?」という想定外の質問を僕にぶつけてきた。
即座に突っこまざるを得ない質問だったが、僕もウェブライターをやってる割には、パソコンやインターネットのことを全く分かっていない。似たようなものだ。

3件目 覚せい剤取締法違反
前科17犯、うち10犯は覚せい剤という筋金入りのおじいちゃん。
「ヤ」関係の人間だと言うが、小柄で背も低く、そんな迫力はみじんも感じられない。
今回は路上で所持&使用ということで逮捕。
基本的に事実関係は認めており、弁護側によると、ここ何年か薬は止めていたのだが、飲んで帰ったあと奥さんに締めだされて悲しくなり、思わず昔馴染みの町に行って、買ってやってしまったという話。
奥さんが証人台に立ち、「私が監督不行き届きなばかりに……」と泣きに訴えるが、検察は「累犯に累犯を重ね、言葉に全く説得力が無く、購入元も明らかにせず、反省の意が見られない」と冷徹な姿勢。
僕もなんとなくおじいちゃんの方に少し同情して話を聞いていたのだけれど、裁判の終盤、検察側から「あなたは逮捕時に100万円持っていましたが、あれはなぜですか」という質問が飛び出て、事態は急転直下。
おじいちゃんは「知り合いから預かった」「その知り合いが車で通りがかったので、その車に放り込んで返した」などと答えていたけど、100万円と言う額が額だけに「売人やってたんじゃ?」的な気持ちが脳裏に浮かぶ。一気に心の中の形勢は逆転だ。
判決はまた次回だったけれど、どうなったのかなあ、おじいちゃん。

4件目 殺人、死体遺棄

3件目から傍聴に同行した後輩が裁判員裁判を見たいというので、傍聴。
被告は60歳ぐらいの男性で元銀行員だが、とにかく行き当たりばったりの性格。
借金・離婚・再婚の果てにさらに借金・詐欺を繰り返す、再婚相手を殺害し、川に死体を投棄。この件に関して事実確認が行われていた。

●弁護側の作りたい筋書き → 心中するつもりだった。自分と奥さんの保険金で借金を返済し、迷惑をかけた人に借りを返すつもりだった。
●検察側の作りたい筋書き → 先々の予定を入れまくってるあたりから、心中しようとしてたとは思えない。保険金目当ての殺人では。

のような感じ。
3件目、4件目を通じて思った感想なのだけど、裁判の中では証拠や事実の認定しか行われないので、検察がどういう筋書きに持っていこうとしているかは、発言の端々から読み取っていくしかない。
逆に弁護側は不利な情報を引き合いに出さず、被告の心情面からの発言を多くさせるので、これも総体的に見ないとどこに向かおうとしているかは見えない。
その辺の微妙なやり取りを楽しむには、読解力が必要なので、全てが分かりやすい形で与えられるテレビよりもずっと高度な洞察力が必要となる。しかしその分面白い。

このあと、僕と後輩は、北千住の加賀屋でレバ刺しとホッピーをかっくらいながら、裁判の感想戦を語り合った。わけの分かんない三文ドラマよりもずっと盛り上がる、行ったこと無い人はぜひ行くといい。

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【2012/06/20 00:07】 | 研究室旅行 | トラックバック(0) | page top↑|
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