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剱岳行った! ~その2~
朝。
昨夜同様、冷たい飯をもそもそと喰いながら、今日登る剱岳を見て思う。

tsurugi100.jpg

これ、どこから登るんだろう。

まるでドラクエの岩山である。

tsurugi101.jpg

まあ、日本にも世界にももっとハードな岩山があるだろうけど、登山経験がそんなにあるわけではないので、普通にひるむ。

それはそれとして、本当にきれいな山だ。
何で僕が登山するのかというと、「岩を見るのが好き」という部分がけっこうあるので、この緑と黒の色の具合はたまらなくいい。

でも見とれて過ぎてると陽が登って暑いので、さっさと出発する。

tsurugi102.jpg

ちょっと登って見えてきた。
今日僕はこの道を行くらしい。登って下って登って下ってけっこうある。
垂直移動は300mぐらいだなと高をくくっていたので、ちょっと面喰らう。
思ったよりも体力的にハードかもしれない。
でもとにかく岩が美しいので、歩みは気分爽快、宿泊道具はテントに置いてきたのでザックも軽い。

tsurugi103.jpg
とにかくね、岩がきれいなんすよ。岩が。


というわけで前剱に到着。


tsurugi104.jpg
キャンプ地からの道を見返す。

ここまでは登りとしては急なのだが、取り立てて危険ということは特にない。
問題はこの先、剱岳までの間である。
噂によると、ひどく危険らしい。


tsurugi105.jpg
剱はもう目の前だけど……

特に「カニのタテバイ」と呼ばれる難所が有名である。
名前の通り、タテにカニが這うようにして崖を15mほど直登するのである。

残念なことに、このとき道が渋滞しており、周りに迷惑をかけないよう集中していたらカメラの設定をミスってしまい、いい写真が撮れなかった。
唯一残ってるのがこれだ。

tsurugi106.jpg


写真では全く分からないが、小さく写ってる人が崖の真下にいる人である。
まあでも、登りは下が見えないので気にしなければそんなに怖くない。
それよりも僕は、ここの場所だけ突然ソフトバンクの電波が入り、上司からの着信の連絡がケータイに現われた方にびっくりした。
ソフトバンクの皆さんは注意して下さい。

tsurugi107.jpg
このあとも次々と現れる難所。鎖を頼りにして進んでいく。


tsurugi108.jpg
で、頂上。この先下ります。

剱岳は下りの方が危ないらしい。
コース全体で最も危険な「カニのヨコバイ」という難所がある。


tsurugi109.jpg

これは、僕の前にいたおばちゃんがカニのヨコバイを降りるときの様子である。あまりに急過ぎて、どこがどうなってるのか分からないので、別角度から見てみよう。
このおばちゃんが、どのように降りようとしているかというと、

tsurugi110.jpg

ここの崖を矢印のように上から下へと足をかけているところである。

途中で一か所、斜めにぐいっと伸ばさないといけないところがあり、このおばちゃんはめちゃくちゃ苦労してたので、さすがに写真撮るのやめて「大丈夫ですか」と声をかけた。
このおばちゃんは無事に渡れたが、本当に危なっかしく、こんなところにおばちゃんが来ちゃいけないだろう、と思ったのだが、まさにこの翌日、60歳の女性がここで滑落して死亡したらしいので笑えない。

と、このようにさらに続く難所を乗り越え、キャンプ地に帰るのだった。


tsurugi111.jpg
登ったぜ……。剱岳……。

とにかく鎖場の多い登山だったので、メンタルも集中して無我夢中だったけど、降りてくると「登ったぜ……」という気持ちが湧いてくる。キャンプ場からの剱も真昼の光を浴びて美しい。
これ、写真だと5%ぐらいしか伝わらないですが、現物が目の前にあると、ほんとにどどーん!と大迫力。

そして疲れた僕に嬉しい出来事がテントで起こるのだった。


tsurugi112.jpg
火が!火がついた!!

あれだけ僕の精神を弱らせたバーナーの故障が多少回復し、弱火ながら火がつくようになっていたのである。きっと剱を登り切った僕への神からの褒美だろう。
僕は感涙にむせびながら2日ぶりのあたたかいご飯を食べ、あきらめかけていた「フリーズドライ豚汁」に湯を注ぎ、登頂で使い果たした体力を回復させた。
あたたかい、あたたかい、ご飯があたたかいことって、こんなに素敵なことなんだね。
生きてきてこんなに熱をありがたく思ったことは無い、と書きたいところだが、去年の大震災で茨城在住の僕は、もうちょっとひどい思いをしたのでこれが2回目だ。それでも充分に嬉しいことである。

そしてちょっとだけ今回の禁を犯し、山小屋でビールを一本だけ買って、暮れゆく剱岳の姿を眺めながら味わい、一日を終えたのであった。


tsurugi113.jpg


~その1~はこちら
~その3~はこちら

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【2012/09/01 02:19】 | 研究室旅行 | トラックバック(0) | page top↑|
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