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起源が気になる
生物学を専門とする僕だが、一番好きなのは系統分類学だ。
動物でも植物でもいい、系統樹は一日見ていても飽きない。

c0025115_19354185.jpg


さて、なんでこんなに系統分類に魅かれるのか考えてみたところ、僕はどうやら何につけ「起源」に興味を魅かれる性向にあるのではないかと気づいた。
ここ数年、歴史に興味が出てきたのも「起源」、大学院生の頃に科学史を調べまくってたのもやはり「起源」、そもそも、高校生の頃に生物学科へ進学しようと決意したのも、生命の起源について知ろうと決意したからだった。
いまは教員という仕事に就いているが、これも子供たちの理解の「起源」をさぐるという行為が、そもそもこの上なく楽しかったというのが多分にあるように思える。

そう考えると、かつて苦手だったものも、それで少しは説明がつくような気がする。
例えば物理がたいへん苦手だったのだが、今思うとあれは概念の起源に全く触れずに進むのがいけないのではないだろうか。ガリレイが発想した、加速度に注目するという近代物理学の起源に触れずにガシガシ話が進むため、当時はまったく何の話をしているのか分からずに終わってしまった。(そのあと自分で勉強した)

数学でも「行列」の分野だけは、発想の起源が全く分からずに今に至る。
数学屋の人たちにあれこれ聞くと「あれは列ベクトルの集合なんだよ」、などの答えが返ってくるが、そもそもの行列の発想起源について思いをはせる人はあまりいるように思えず、なぜみんな起源不明のものをすんなり受け入れてられるのか不思議になる。

さて。
最近好きな起源は、漢字の成り立ちだ。
鼎なんかに彫られている楷書が発明される前の文字なんか美しすぎて脳が痺れる。

dayu01.jpg


それと分派しつつも絶えてしまった西夏文字などもすばらしい。
言語学もいい。
言語が語族だのなんだのに分かれて拡散・進化していく過程は心音が高鳴るほどの面白みを感じる。
もしもう一度大学に入れるなら、僕は絶対に言語史を学びたい。

など何につけ起源に対する興味は増すばかりなのだが、そのおかげで医学にも環境学にもさっぱり興味が湧かず、象牙の塔の住人度は加速するばかりで、ちょっと反省しつつもある。

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【2014/03/21 22:58】 | 附記 | トラックバック(0) | page top↑|
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